長尾神社
ながおじんじゃ

旧社格 指定村社
所在地
奈良県奈良市阪原町1625番地

御祭神 主祭神 饒速日命 (にぎはやひのみこと)
末社祭神 井上内親王 (いのうえないしんのう) 御霊神社
伊邪那美命 (いざなみのみこと) 白山神社
宇迦之売命 (うかのめののみこと) 五穀神社
火産霊命 (ほむすびのみこと) 愛宕神社
市杵島姫命 厳島神社
事代主命 (ことしろぬしのみこと) 恵比須神社
手力男命 (たじからおのみこと) 戸隠神社
倉稲魂命 (うかのみたまのみこと) 稲荷神社
大日霊貴命 (おおひるめむちのみこと) 天照皇大神宮
大物主命 (おおものぬしのみこと) 金刀比羅神社
品陀別命 (ほんだわけのみこと) 八幡神社
由 緒
当社は、奈良市阪原町中村集落の西端、小字林光山に位置し、氏神としてこの里を守護し給うている。
御神徳は、庶民安楽と五穀豊穣、特に悪病退散の守り神として人々が恐れる「ウルシ」の生木を箸にして食べられたことから、今も「ウルシ」の箸でお供えをしている。
鎮守の森に千木高知りて鎮まりますます本殿は、春日大社の本社を譲り受けたもので昭和三十年に国の重要文化財に指定されている。
社地は、約四百坪を占め、入口に鳥居を配し、正面に拝殿、その奥の一段高い社地に本殿を建て、境内社として右手に、御霊神社、周囲に末社十一社を祀っている。社地の周りを板垣で囲み、拝殿前の広場には、右手に座小屋、左手に社務所、中央に能舞台を設けている。
社宝として能面四面、尉、白色尉、延命冠者、悪相があり、いずれも室町時代の作として奈良県文化財の指定を受けている。なお、御霊神社の前には、享徳三年(一四五四年)申戌四月「願主清都」寄進の四角形の灯籠があり、鳥居前には享保元年(一七一六年)丙午の刻銘入りの手水鉢がある。神社の周辺に多くの古墳が点在していることからこの地域が早くから開けていたことが明らかである。
恒例の秋の大祭は、十月十六日が宵宮祭、十七日が大祭、十八日が後宮祭となっている。
古くは宮座があったが、現在は町内六つの垣内から順番に大人二十五名、子供十二名を所役と決め、南明寺御旅所へのお渡りをし、おどけたしぐさの神事が奉納される。
神社前馬場役二百メートル先に足いた地蔵がある。
昭和六十二年十月吉日建立
    -境内の案内板よりー


神社全景

手入れの行き届いた神社です。この日も庭木の手入れをしている最中でした。
鳥居をくぐると警報が鳴り出しましたが、神主さんらしき人が、「気にしないでください」と言われたので落ちついてみることができました

境内

拝殿・本殿

境内

拝殿・本殿

由緒板


御霊神社

本殿(奥)
県重要文化財

御霊神社(手前)

玉垣内の末社

社殿

能舞台

藁葺屋根が珍しい昔は、これが普通だったのだろうか?

能舞台裏の庭
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