春日神社(千代)
かすがじんじゃ

旧社格 村社・(式内社)
所在地
奈良県磯城郡田原本町千代1158

御祭神 主祭神 経津主命 (ふつぬしのみこと)
天児屋根命 (あめのこやねのみこと)
武甕槌命 (たけみかずちのみこと)
比売大神 (ひめおおかみ)
末社祭神 八千千姫命 (やちちひめのみこと) 千代神社 (式内社)
素盞鳴命 (すさのおのみこと) 八坂神社
大物主命 (おおものぬしのみこと) 琴平神社
保食神 (うけもちのかみ) 稲荷神社
由 緒
春日四柱神を祀る旧村社で、創祀・由緒は明らかでない。境内社の千代神社について『奈良県磯城郡誌』に「是古は此の地にありて式内社なりしも、洪水の為、流失し今は川東村大安寺の森市神社の境内に祀れり。村屋神社神主家記に曰く、千代神社は天長年中(824-34)、洪水の為、社殿流失、大安寺村に漂着せしにより、其の処に祭れりと・・・思うに此の社は後に春日神社内に祀り、末社としたるものなるべし」とある。他の境内三社は、八坂神社(素戔嗚命)・琴平神社(大物主命)・稲荷神社(保食神)である。宝暦七年(1757)の神社改のとき、八坂神社は牛頭天王とあるからこの境内社は宝暦以前の創始だとみられる。

千代神社
Aは近鉄笠縫駅より東0.5キロメートル字千代の春日神社境内社として、Bは同笠縫駅の東1.5キロメートルの字大安寺の森市神社の境内社として鎮座する。A・B説共に祭神八千千姫命。『大和志』には「在八条村 今称八幡 与安部・田村 預祭祀 式載在城下郡 正保三年以此地隷本郡」とあって『延喜式』神名帳登載の式内社で八条村に鎮座したといっている。
 A説について『神社明細帳』に元八条村にあったが古昔羽瀬川の洪水で流出、下流の大安寺の森市神社境内に止ったので千代神社として鎮在したが、後に当社内に境内社として遷座とある。かって千代連の居住地であったと考えられている。例祭は九月十三日。
 B説について社伝に古くは十市郡八条村にあったが天長年中(824-34)洪水で社殿流失、大安寺村に漂着、ここに祀られて森市神社の境内社になったという。
     -奈良県史(神社)より-

神社入口
神社入口
鳥居から境内
案内板
境内の案内板

八条の氏神の春日神社と八条村に関しての歴史を紹介
拝殿
拝殿
狛犬(左)狛犬(右)
拝殿前の狛犬
本殿
本社と境内社
本光明寺案内板 社号標























本光明寺の案内板
本光明寺からの社殿
本光明寺境内からの社殿

お寺の本堂の横に社殿が並んでいる。
間にそびえるのは、「ムクロジュ」の大木です。
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