霊山寺 りょうせんじ | |||
登美山鼻高山 霊山寺真言宗 大本山 | |||
所在地 | 奈良県奈良市中町3879 | ||
御本尊 | 薬師如来(重要文化財) | ||
由 緒 | 千三百余年の昔右大臣小野富人(通称鼻高仙人)が、湯屋に薬師三尊仏を祀り、薬草風呂にて諸人の病を治したのが遠因である。 天平八年(736年)聖武天皇の勅命で、行基菩薩が伽藍を建立。印度婆羅門僧菩提遷那は地相がインド霊鷲山ににているので霊山寺と名づけた。境内に菩提遷那の墓がある。 鎌倉時代に北条時頼の帰依厚く、多くの寺領を下付され、本堂の改築、伽藍の大修理成り、豊臣秀吉、徳川家康、又寺領を寄進、以後徳川幕府の御朱印寺として寺勢二十一か坊を数えた。明治維新の廃仏毀釈により伽藍の規模半減、二百体の仏像焼却に遭うも、昭和平成時代に至り再度隆盛を見る。 - 拝観のしおりより- | ||
十六所神社(じゅうろくしょじんじゃ) | |||
正面参道 手前右側には、バラ園、左側奥に薬師湯 | |||
三重塔(重文) 鎌倉時代中期の建立。 初重内部全面に巨勢金岡筆と伝わる極彩色の壁画がある | |||
行者堂 神変大菩薩・不動明王 青面金剛を祀る。 | |||
辯天堂・聖天堂への参道 | |||
辯天堂 | |||
白金殿 正面奥のプラチナ箔押の白金殿は大辯才天の大神通の霊感を受けられた円照尼と眷属大龍神を祀る。 | |||
黄金殿 白金殿の左側、辯天殿の奥に堂の内外金箔押の堂 弘法大師勧請の福徳開運、商売繁盛の大辯才天を祭る。 | |||
六福紳像 黄金殿の大辯才天を首座とし、インド・中国・日本の福の神グループを祀る。 | |||
本堂(国宝) 鎌倉時代の代表的建物。弘安六年(1283)改築、昭和十七年(1942)解体修理を行う。本尊薬師如来、脇侍日光・月光菩薩は春日厨子内にあり秘仏・十二神将・二天王・大日・阿弥陀如来(以上重文)・行基菩薩・菩提遷那を祀る。 | |||
鐘楼(重文) 室町時代の建立。黒塗板張り腰袴姿で吊鐘に縁起が刻んである。本堂の前 |