喜光寺
きこうじ

清涼山
法相宗
所在地
奈良県奈良市菅原町508 (菅原神社の南西)

御本尊 阿弥陀如来
由 緒
喜光寺は、奈良の都のほぼ中央にあたる平城京右京三条三坊に位置し、養老五年(721)行基菩薩によって創建されました。古くは菅原寺と呼ばれていましたが、聖武天皇が当寺にご参詣された際(748)、ご本尊より不思議な光明が放たれ、そのことを喜ばれた天皇は、寺名を喜光寺と改名された。行基菩薩は、東大寺造営に当り喜光寺の本堂を参考にされたという伝承から、この寺は大仏殿の『試みの堂』として知られています。菅原の里は、菅原道真公の誕生の地であり、この寺が学業増進・進学祈願の寺として信仰を集めています。
-拝観のしおりより-


金堂(本堂)

東大寺大仏殿の雛形で十分の一の試みの堂という伝説がある。

弁天堂

弁天堂内部

金堂(本堂)

室町時代(天文十三年(1544))再建
当寺は、明応八年(1499)に焼失しましたが、その後再建されたのが、現在の本堂です。重層の本堂は薬師寺の東塔や金堂と同様に裳階を付けた美しい復古建築であります。上層支輪のあたりに天窓を造り、西方の光が入り、阿弥陀如来の来迎を彷彿とさせ、浄土信仰にふさわしい阿弥陀堂といえます。

境内には蓮の鉢が多数あり、花の時期に訪れたい。
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