巨勢山口神社
こせやまぐちじんじゃ

旧社格 指定村社・式内大社
所在地
奈良県御所市古瀬字高社303 (巨勢山南東面中腹)

御祭神 主祭神 伊弉那岐命 (いざなぎのみこと)
伊弉那美命 (いざなみのみこと)
末社祭神 伊弉那岐命 (いざなぎのみこと) 神明社
本来の主祭神は大山衹命 (おおやまつみのみこと)であったと考えられる
由 緒
旧葛義国・和州葛上郡古瀬邑巨勢山に鎮座延喜式内大社で延喜式が制定されたのが西暦九二七年ですから今より遡ること千年以上、更にそれ以前少なくとも五百年以前に御鎮座されたと仮定すれば今より一千六百年以上の昔より、お祀りされております。
延喜式には県内十三社の山口神社の名があり時の朝廷も山の神を敬崇され祈年祭(二月に穀物、特に稲の豊かな稔を神に祈る)の幣帛の品数は絁(あらぎぬ)・木綿・麻等々、数が多く特に山口神社に関しては各馬一匹が加えられました。
     -境内の案内板より-

巨勢山南東面中腹、標高約200メートルの所に鎮座。旧社は山頂にあったと伝える。旧村社。「延喜式」神名帳葛上郡の「巨勢山口神社(大、月次新嘗)」に比定。祭神は当初大山祇命であったと考えられるが、現在は伊邪那岐命・伊邪那美命。天安三年(859)一月二十七日、従五位下から正五位下に昇叙、同年(貞観元年)九月八日、風雨祈願のために奉幣されている(三代実録)。「延喜式」によれば、祈年祭に馬一匹を加えられ、祈雨紳祭の幣帛にあずかった。「大和志」に「今称高社上梁文曰正長元年修造」とみえ、社伝では正長元年(1428)小明原という所から現地へ移したという。境内の寛文10年(1670)の石灯籠には「高社御神前」と刻し、同年の湯釜二個を蔵する。本殿は後世の補修があるが、室町期の建築様式をとどめている。なお「延喜式」神名帳高市郡に「許世都比古命神社」「巨勢山坐石涼孫神社」がみえ、前者は現奈良県明日香村越に治定、後者は同じく巨勢山の山名を冠するが所在は未詳。
     -寺院神社大辞典(大和・紀伊)より-


国道309号線からの分岐地です。少し行くと古瀬沢ダムが在り駐車場もあります。

案内板と石碑

参道入り口

神社参拝道の横に案内板 ここまでは、車道があるがここからは案内板の横の道を登っていくことになります。

案内板

祭神・由緒等が詳しくかかれています

参道

やっと境内に到着したところです。

境内左側に社殿が見えます

境内からの社殿

本殿

狛犬

本殿

境内社

本殿(左側面より)

(室町時代の建築様式)

本殿(右側面より)
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