白山姫神社
しらやまひめじんじゃ

旧社格 村社
所在地
奈良県北葛城郡王寺町畠田8丁目     

御祭神 主祭神 伊弉諾命 (いざなぎのみこと)
伊弉冊命 (いざなみのみこと)
末社祭神 天児屋根命 春日神社
大物主命 (おおものぬしのみこと) 琴平神社
由 緒
畠田集落の南端に鎮座する。俗にコトリの宮と呼ばれる。コトリとは当社の南に隣接する香塔寺の訛からの称といわれる。送迎の中組と別所、小黒の道から西、明神さんへの道から南が当社の氏子だったといわれる。本殿は明神造り一間社トタン葺。例祭は「王寺町史」によると十月二十二日と出ている。
境内の石造物のうち、「白山権現御神前」「元禄九年三月吉日別所栄春」とあるのが古い。
     -奈良県史(神社)より-

創祀は貞観三年(西暦862年)とされている。元禄九年(西暦1696年)三月に奉納されている石灯には白山権現御神前と刻され加賀白山と関係があったことがうかがえる。
火幡神社を中心とする産業地として、農業に欠かせない水、明神山の岡象女命とともに白山姫神社の御祭神(白山比咩命)は五穀豊穣を祈願する神として、厚い信仰を集めていた。
現在の本殿は神明造り、素木の二間社で、拝殿は瓦葺平屋である。また見事な石造唐獅子一対は、弘化二年(西暦1845年)十二月に氏子が奉納したものである。境内には摂社二社があり、金比羅神社と神明造りの春日社である。
境内は広く、山桃の大木がそびえ、ツブラシイ・小ナラ・サカキ・クヌギ等が林となって、古い時代の神社様式を備えている。
     -境内の案内板より-

関連施設   国指定史跡 尼寺廃寺跡
国道168号線から導入路が完備し中に駐車場(普通車25台・身障者用2台)とトイレ付の学習館があります。神社は、この史跡の向こう側にあります。
関連写真を後に掲載します。
     撮影2016年12月

神社入り口

参道坂道を登ると、鳥居がある。

参道途中の鳥居

香塔寺の横を通り奥に神社があります。

境内

手水舎

拝殿

本殿

境内社

境内社

拝殿横の絵馬殿

雨乞いの奉納額

大正13年の大旱魃の時に奉納されたもののようです。

奉納絵馬

尼寺廃寺跡

参道上り口の反対側(国道方向)、に案内板がある。

西暦2005年7月撮影
尼寺廃寺跡入口
入口から神社の杜

正面の杜が神社で鳥居が少し見えている
伽藍配置図
塔跡
塔跡

1.4メートルの基壇の上に礎石が並ぶ
塔跡の案内板
塔跡の案内板
白山姫神社入り口付近
白山姫神社入り口

道の左側は、尼寺廃寺跡
塔基壇が見えます。
参道から見た尼寺廃寺跡
参道から見た尼寺廃寺跡

左側が金堂跡
右側は塔跡
奥に学習館
学習館の右側に駐車場
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