阪門神社
さかとじんじゃ

旧社格 村社・式内社
所在地
奈良県橿原市中町272

御祭神 武甕槌命 (たけみかづちのみこと)
由 緒
近鉄新ノ口駅の東1.6キロメートルの中町集落西南に鎮座する。『大和志』に式内社として「在中村今称春日」とされて以来『延喜式』神名帳登載の十市郡坂門にあてられている。祭神武甕槌命。明治の明細帳では、春日四紳を祭神としているが、昭和二十七年(1952)六月二十七日の『宗教法人による届出書』には、武甕槌神一紳としているのでこれに従う。『大和志』観光の享保二十一年当時は春日神社と称し、寛政三年(1791)の『大和名所図絵』もこれにならって春日神社と称している。『五郡神社記』のように南浦の岩戸神社を当社にあてようとする異説もある。
 例祭は十月十日。境内に二間四面の観音堂があり、像高50センチメートルの十一面観音を安置する。余間の位牌に貞享二丑(1685)銘がある。明治以前は社僧が神社を管理し祭礼も行ったと、神仏習合の模様を伝え、神宮寺か鎮守の関係にあったことを思わせる。
     -奈良県史(神社)より-

神社全景
神社全景

狛犬 狛犬
拝殿前の狛犬
本殿
本殿
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