春日神社(八木町)
かすがじんじゃ

旧社格 指定村社
所在地
奈良県橿原市八木町二丁目3-41

御祭神 主祭神 天児屋根命 (あめのこやねのみこと)
経津主命 (ふつぬしのみこと)
武甕槌命 (たけみかづちのみこと)
末社祭神 火産霊命 (ほむすびのみこと) 愛宕神社
金山彦命 (かなやまひこのみこと) 金刀比羅神社
市杵島姫命 (いちきしまひめのみこと) 弁財天社
宇賀御魂命 (うかのみたまのみこと) 豊川稲荷社
由 緒
八木町のほぼ中央に東面して鎮座、天児屋根命・武甕槌命・姫大神・経津主命を祀る旧指定村社である。創始の時期は徴する資料を欠くので明らかでないが、本殿周辺に繁る目通三メートル近い楠・欅・椋の老木は当社の古きを物語る。境内地続きの補陀落山延命院八木寺は、縁起によると紳亀六年(729)長谷寺開山徳道創立の霊地で本尊十一面観音は長谷寺の本尊と同木同体とあり、またこの地が国分寺跡との説は、『和名抄』の記事や『大和志』の「国分寺在南八木村 延喜式曰国分寺料一万束即此」とある。さらに当社神域内にある礎石四個や、付近出土の古瓦が奈良時代の寺院形式といわれる点から、八木寺延命院、国分寺と当社が往古何か密接な関係があり、あるいは神仏習合時代の鎮守か神宮寺の関係でなかったかと思えるが定かでない。
 本殿は素木の春日造銅板葺で花崗岩の石垣壇上、玉垣の中にある。境内社は豊川稲荷社(宇賀御魂命)と弁財天社(市杵島姫命)と金刀比羅宮(金山彦命)、愛宕神社(火産霊命)である。
 例祭は十月二十五日。
奉納されている石灯籠中愛宕神社前の「奉寄進 寛文元年(1661)九月吉日南八木」銘と「延宝六年(1678)戌午南矢木市兵衛」とある外、金刀比羅宮前の元禄六年(1692)の刻銘が古い。
     -奈良県史(神社)より-

神社入口
神社入口

境内
境内
拝殿
拝殿
拝殿内
拝殿内
本殿
本殿

愛宕社からの撮影
本殿
本殿
辦財天社
境内奥の境内社
辦財天社
境内社
境内社 金比羅社
愛宕社
境内社 愛宕神社
豊川稲荷神社
境内社 豊川稲荷神社
神社前の通り
神社表通り

神社の前は、国道165号線で手前方向に近鉄西口駅、向こう側にわ県立畝傍高校があります。
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