春日神社(内膳町) かすがじんじゃ | |||
旧社格 村社 | |||
所在地 | 奈良県橿原市内膳町2-9-12 | ||
御祭神 | 主祭神 | 天児屋根命 (あめのこやねのみこと) | |
経津主命 (ふつぬしのみこと) | |||
武甕槌命 (たけみかづちのみこと) | |||
姫大神 (ひめおおかみ) | |||
末社祭神 | 天鈿女命 (あめのうずめのみこと) | 天鈿女神社 | |
由 緒 | 内膳集落の西から南寄りで飛鳥川北岸に東面して鎮座する。天児屋根命・武甕槌命・経津主命・姫大神を祀る旧村社である。 創祀は明らかでないが、昭和十八年ごろ奈良県宛てに当社神職の提出書に口碑として「上古より天鈿女命の後裔が内膳司として魚類料理の職を以て長く皇室の御用を勤め居られしを以て此れ内膳司が紳縁に依りて御神霊を観招し奉祀せられたるに起因し・・・・(中略)・・・境内に続きては内膳屋敷・代官屋敷と称せられる地域あり』とある。旧十市郡耳成村内膳の氏神であった。 本殿は素木の流造、銅板葺。一間社の殿内に素木の坐像が奉安され、剣と玉を安置している。本殿の南側境内地に末社天鈿女命神社があり、『記』『紀』神話の天鈿女命を祀る。猿女君の祖とされている。 例祭は十月二十五日で春祭は二月上旬、八朔祭は九月一日で湯立行事や、子供の無病息災を祈る百灯明の行事がある。 宮座講は十一戸あるが、神社財産の内膳池の三分の一の利益金で宮座の経営をする。座祭はもと十月十五日であったが、今は十月の第一日曜日になっている。戦前は八朔祭には日待祭と称し社前で炊き出しして食事をとり、村中の人が広庭で三味線を弾じるなどして楽しんだという。 -奈良県史(神社)より- | ||
神社入口 | |||
境内と社殿 | |||
拝殿前の狛犬 | |||
拝殿内 | |||
本殿 | |||
境内社 天鈿女神社 | |||
境内社 天鈿女神社 | |||
元御神木 | |||
愛宕神社 |