二見輿玉神社
ふたみおきたまじんじゃ

旧社格 村社・別表神社
所在地
三重県伊勢市二見町江575

御祭神主祭神 宇伽御魂大神 (うかのみたまおおかみ)
猿田彦大神 (さるたひこのおおかみ)
摂社祭神綿津見大神 (わたつみのおおかみ)龍宮社
末社祭神大若子命 (おおわくごのみこと)栄野神社
由 緒
 二見浦夫婦岩(立石さん)の沖合いには猿田彦大神の霊跡とされる興玉神石が鎮座している。夫婦岩に注連縄を張ってその神石の石門とし、神石遥拝所を設けたのが起源であるという。社内には龍宮社があり、綿津見大神を祀っている。また古くより伊勢参宮に先立ち二見の浜で沐浴する習慣があり、浜参宮、浜行きと称す。明治41年(1908)に宇迦之御魂大神を祀る三宮神社を合祀、昭和二十年(1945)には栄野神社を合祀して現社名に改めた。
     ―三重県神社庁教化委員会―

神社遠景

神社への参道

右側の駐車場と堤防の上に作られた参道
神社入り口
神社入り口
由緒板
鳥居手前の由緒板
参道
海岸沿いの参道
社殿と夫婦岩

社殿と夫婦岩
二見浦と浜参宮
夫婦岩(立石)沖には、現在は海中に没していますが、神様が寄り付く岩・輿玉神石があり、この周辺の立石浜は、神々のいる常世の国から寄せる波が最初に届く聖なる浜と信じられてきました。
 神仏に参拝する時、水を浴びて心身を清めることを垢離と言いますが、古来立石浜は伊勢神宮の禊場(垢離場)として人々の信仰を集めてきたのです。神領民は勿論、全国から来られた方々も、外宮から内宮へ回る神宮参拝や神事に参加する前にこの浜で禊をするのが慣わしです。このように事前に禊のために立石浜を訪れてお祓いを受けることを「浜参宮」と言います。
 本来は実際に海水に浸かって禊をするのですが、現在では、二見輿玉神社に参拝し、腰玉神石より採取した無垢鹽草で身を清めるお祓いを受ける浜参宮が一般的です。
     第62回神宮式年遷宮浜参宮受入委員会
夫婦岩周辺

夫婦岩

左側に手前から屏風岩・獅子岩・烏帽子岩
拝殿
拝殿
日の神遥拝所
日の神・皇居遥拝所

夫婦岩
夫婦岩(めおといわ)

夫婦岩は、沖合700mの海中に鎮まる興玉神石の皇居と見なされており、日の出の遥拝所として古くから知られています。
 男岩と女岩を結ぶ大注連縄は「結界の縄」と称され大注連縄の向こうを常世神が太平洋の彼方から寄り付く聖なる場所、そして手前を俗世という隔たりを持ち張られています。
 この大注連縄は、およそ650年前(文保年万)、概に張られており、現在も氏子により大注連縄張替えの神事が年3回、5月5日・9月5日と12月中旬の土・日曜日に行われています。
 夫婦岩の大きさは、男岩 高さ9m、女岩 高さ4mで二つの岩を結ぶ大注連縄は長さ35m、男岩に16m、女岩に10mが巻かれ、その間9mあります。
 夫婦岩の間からの日の出は、5月から7月頃が見ごろで、その絶景は深い感動を与えています。
本殿

本殿
天の岩屋
天の岩屋

参道の途中にあります
天の岩屋

天の岩屋
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