御櫛神社
みくしじんじゃ

旧社格 村社・式内社
所在地
奈良県生駒郡手平群町椹原493

御祭神 主祭神 天津兒屋根命 (あめのこやねのみこと)
豊玉比咩命 (とよたまひめのみこと)
玉櫛姫命 (たまくしひめのみこと)
末社祭神 大穴智命 頭瘡神社
八柱神 八柱神
由 緒
御櫛神社は椹原大字の氏神で、『延喜式』神名帳に記載されている式内社。
現在の祭神は天児屋根命であるが、古記録には豊玉比咩(日本惣国風土記)、玉櫛姫(特選神名帳)等の地域色の強い神の名がみえ、中世に主祭神が変わって春日神社となっていたとみられる。
立地場所から村の後方の谷沿いに、農業用水を守る神として祀られたと考えられる。
入口の門屋を入ると広庭につながり、右に絵馬殿、正面に割拝殿があり、その奥に本殿が鎮座する。宝物には、慶長四年(一五九九)の文書箱や寛文八年銘の湯釜がある。土製の狛犬(寛政五年(一七九三))は平群町では珍しいものである。石造物では宝暦一三年(一七六三)の手水石や宝永七年(一七一〇)の石灯篭等が奉納されている。山間地の古社として、立地や祭神の変化がその歴史を忍ばせている。
     -境内案内板より-


神社全景

門屋からの拝殿

拝殿

境内の案内板

本殿

境内の左上に祠が

祠の中に大石が祭られている
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