於美阿志神社 おみあしじんじゃ | |||
旧社格 村社・式内社 | |||
所在地 | 奈良県明日香村檜前594 | ||
御祭神 | 主祭神 | 阿知使主 (あちのおみ) | |
末社祭神 | 素盞鳴命 (すさのおのみこと) | 八坂神社 | |
由 緒 | 近鉄南大阪線飛鳥駅から1.3Km、檜前集落東南端の丘陵に鎮座する。元桧隈寺跡で、『延喜式』神名帳に登載された式内社である。祭神は阿知使主神夫妻。阿知使主は後漢霊帝の曽孫で漢直の祖と伝え『続日本紀』の宝亀三年(772)四月二十日の条に応神天皇の代に17県の民を率いて渡来、高市郡檜前に住したとあるが、之等一族が飛鳥・奈良時代のころ自らの租神を旧地にまつって、我国の敬紳崇祖の風に模倣したと考えられる。彼等はさらにこの地に僧舎檜前寺を営んだが、当社はその鎮守社であった。『大和志』に記されている道興寺は檜前寺の後身で、この寺の寺僧が当社の祭祀を掌っていた。寛政四年(1792)九月八日付御湯釜の銘に「御霊大明神御湯釜大根田村檜前村氏子中敬白」とあるが、江戸のころ御霊神社とも称したことがわかる。社殿はかって現社務所の西方旧地にあったのを、明治四十年(1907)金堂跡の現在地に遷座した。当社例祭は十月九日で、宮座には大講と新講がある。境内に国宝建造物の石塔婆があり、元檜前寺塔跡の中心礎石の上にあったが、近年石塔の改修の最中心礎は移動して保存されている。塔の造立は平安後期といわれ、石造塔で現在十一重。 -奈良県史(神社)より- | ||
神社全景 檜前寺跡に建てられた神社 | |||
狛犬 | |||
本殿 | |||
檜前寺跡の塔跡に建つ石十三重塔(重要文化財) | |||
荒神社 祠内の青面金剛 | |||
境内社の稲荷神社 | |||
境内社 八坂神社 (牛頭天皇社?) 左側の石灯籠に大神宮の刻印 | |||
境内社前の狛犬 | |||
社殿 ここは、檜前寺の金堂跡 |